2009年10月30日金曜日

♪ケドルマン[15歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第十五弾)
(作詞・デリカシーのかけらもないすかる)

ケドルマン(気[ke]取る男)のうた

♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ けどっるっ けどっるマァーーーーン
♪ ケッドォーーールマァーーーーーン

♪ 不器用ぉーーな奴のぉーー 名をーー受ーけてぇーーーー
♪ 全てぇーーを捨ててぇーー 踊ーーり手を 読むぅーー 

♪ それでも空気が読めなくて、 
♪ 場の流れさえもぶち壊す、、
♪ 黙っているのも耐えられず、、、
♪ 我思う切に「気取(けど)りたい」

♪ ひーーーとのーここーろがーーーーー 
♪ わーかーーーらーーーないーーーーー

♪ 心理ぃーーーーー 分析ぃーーーー
♪ ケドルマァーーーーン、 ケ・ド・ル・マァーーーーン

---踊り手がどう踊りたいのか?歌い手がどう歌いたいのか?どういう演奏を望んでいるのかさえわからないばかりでなく、それ以前に、人の気持ちが読めない不器用で浅はかで間違いだらけの考え方に溢れている可能性が高い己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---

[注釈]
●けどる(気取る)---その場の雰囲気や相手の様子などから、事情を感じ取ること。。
●踊り手を読む---踊り手の心を読む努力無しに、大いなる野望への道は通過できない。ただし、読み切れることは少ない。がそこであきらめたら脱落する。
●ひとのこころがわからない---フラメンコ以前の、にんげん対にんげんの問題。おんなごころが汲み取れない、野暮で粗野でデリカシーのない、、、ついでに甲斐性もお金も食料も愛しいひともいないすかるの様。

2009年10月26日月曜日

●迷走!ドブレ終端の12は?

先日ソレアを伴奏したときのこと、、、

足が1どり倍取りで、王道のエスコビメロをドブレ弾きし数コンパス後、
12どりシングルの足に変わる、、

いつものようにドブレ弾きの部分を
いちとー にーとー さんとー よんとー ごーとー ろくとー
ななとー はちとー きゅうとー じゅうとー じゅういち
⑫ 1 2 ③ 4 5 6 ⑦ ⑧ 9 ⑩ 11

と数えて弾いていたら、なぜか踊り手さんよりもシングル12に入る瞬間が一拍どうしても早くなってしまう。。。合わない、、なぜだ?ーーーー

このソレア3回ひいたが、一回目は完全に大失敗。。。12シングルにはいった段階でパニックってコンパスを見失う。。

2回目本番前のリハで踊り手さんに質問してみた、、、、

ドブレのところって、どうやって数えてます?(かぞえちゃいないかもしれないが、、、)自分は、今まで
いちとー にーとー さんとー しーとー ごーとー ろくとー
ななとー はちとー きゅーとー じゅうとー じゅーいち
12 1 2 3 4 5,、、と数えていたが、これで合わないんですけど、、、、


そしたら、特に数えていないらしく、、
自分で対応を考える。。。
結論、本来倍取りすべきドブレの足だが、シングルでかぞえて
1 2 3 4 ⑤ 6 7 8 9 10 ⑪ 12
1 2 3 4 ⑤ 6 7 8 9 10 ⑪  
⑫ 1 2 3 、、、、これで帳尻があう、、これなら最後の⑫が次のコンパスの頭の⑫になる、、、、
ドブレ数えだと上記2行目の⑪(ドブレ数えの⑫頭)が次のシングル⑫頭となりシングル一拍分早く突入してしまうのだ。。コレじゃ合わん。

解明した、、、、
コレが、ドブレ半拍 普通に数えて一拍先走って
12取りにギターが突入してしまう要因だった。ドブレかぞえの12頭はシングル数えの2回目の11拍目で、そのあと合うわけがなかったのだ。

ドブレの数え方なら12を二回(頭と裏拍両方)数えないと踊り手さんとあわなくなる。

このドブレ終端の12の位置、今回のような形がでてきたのが、映画カルロスサウラのフラメンコのF少年だったという情報も、、
天才少年がやりだしたので、これはこれでOKになったという噂もきいた。

マヌエル・カラスコの伝説的ソレアでも、12を二回数える部分があるらしい。ただし、こちらはシングル12かぞえでの12のダブりらしく、その1コンパスだけは13拍あることになる。本当かどうかみてみたい。。

2009年10月22日木曜日

♪ショゲルマン[14歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第十四弾)
(作詞・しょげてうなだれるすかる)

ショゲルマン(ショゲる男)のうた


♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ ショゲっるっ ショゲっるマァーーーーン
♪ ショッゲェーーールマァーーーーーン

♪ 今日もーーまともにぃーー弾けぇーなぁーくてぇーーー
♪ 家路ぃーーについてぇーー ひとぉりでショゲるぅーー

♪ ショゲるばかりじゃ脳がない、
♪ 次こそきっと、ちゃんと弾く、、
♪ それには弾いて、弾きまくり、、、
♪ 気づけば白んで朝の5時、、、、

♪ ショーーーゲてもそーこにぃーーーー
♪ とぉーどぉーーーまぁーーーるなぁーーーー

♪ 未来へーーーー 羽ばぁーーたけぇーーーー
♪ ショゲルマァーーーーン、 ショ・ゲ・ル・マァーーーーン


---毎度家路につく度に、その日上手く弾けなかった部分を反芻して、あそこはこう弾けばよかったのに、、、と悔やむ我が身を奈落の底へいったん落とし込むことにより、はい上がるパワーを養いながら、自宅での練習の糧とする自己催眠療法がだんだん板についてきた、ちょっとそのドM手法が愚かしい己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---

[注釈]
●しょげる---[悄気る]失望したり、叱られたりして元気をうしなう。しゅんとする。
●気づけば白んで朝の5時---練習に没頭したり、新たなフレーズをコピー&アレンジしているとときを忘れ、気がつくとお外が白んで時計の針は5時を刺している様。

2009年10月19日月曜日

♪シギルマン[13歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第十三弾)
(作詞・きっちりシギれない迷走すかる)

シギルマン(シギる男)のうた

♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ シギっるっ シギっるマァーーーーン
♪ シッギィーーールマァーーーーーン

♪ 初めーて 知ったぁ シィギィーリィーーージャーー
♪ そのはーかなさにぃーー めぇざーめたおっとこーーー

♪ 最初は取っつきにくかった、
♪ 数え方もよくわからない、、(っでも)
♪ 慣れたらなんだか心地よい、、、
♪ いまではだいぶはまってる、、、、

♪ あーーーくまのリーズムゥーーーー
♪ 身ぃにぃーーーーつーーーけたーーーーーーい

♪ マチョがーーーーー 弾けーーないーーーーー
♪ シギるマァーーーーン、 シ・ギ・ル・マァーーーーン


--------シギリージャを渋く弾きたいのに、なかなかうまくいかずに、困り果てそのどっぷりとした歌ぶり伴奏のタメが未だに上手く弾けないばかりか、マチョになると、コンパスの途中でコード変化を余儀なくされるリブレの歌い方に完全にコンパスを見失うへたれな己への自戒をこめて、自らに捧ぐ-------

[注釈]
●シギる---シギリージャの伴奏をする。踊る。歌う。

●シギリージャ---数あるフラメンコの曲種のなかでもっとも奥深いとされているもの。歌詞も悲しみや苦しみを歌ったものが多い。

●はかなさ---シギリージャはマイナー調のみだと思っていた矢先、「フラメンコの王女達Ⅵ(フラメンコ舞踏の魅力VOL.18)」で「SIGUIRIYAS Y TANGOS」を踊るファナ・アマジャの伴奏でTANGOのあとまたシギリージャにもどるとき、いきなりメジャーコードが出てきてぶっ飛びまくって悶絶したすかるは、すぐにそれをコピーしたはいいものの、メジャーのシギリージャなど出すチャンスが全くなく、出番が永遠に来ないかもしれない現状にうつむく、、、。
このファナ・アマジャのシギリージャはとてつもなくかっちょよい。

●マチョ---曲も佳境に入ってきたあたりの終盤の強い部分。盛り上がる部分。
どうやら正規のマチョの歌が有るらしいのだが、自分の周囲の歌い手さんはリブレで歌う人が多く、コンパスの途中でコードを変える必要にせまられ、そのたびに、コンパスを見失い、大恥をかくすかるであった。苦肉の策で、音程を考えずにタパだけでやりすごそうとしたら、しかられた。
(。_。)

2009年10月15日木曜日

●ワルグリアスみたいな、、

先日、初伴奏した素敵な舞の女性舞踏手、、 曲はアレグリアス、、

はけ歌がおわっても、自分が椅子に帰るまで、弾きつづけて欲しいという。。
いそいそ、こそこそ、ギターのファイナルシエレまでに、なんとか椅子まで、駆け込みタッチするかのごとく、たどりつかねばと焦りながら、せかされて帰る感じが、イヤらしい。(前回観客に指摘された??)

で、とても悪ぶってかえりたいとのこと。。

もっともだ。。。自分は、今まで、はけ歌は、踊り手さんがもうシエレしてもいいよって感じになるまで歌い手が歌い続け、歌い終わったら締めていたので、このやり方は、自分にとっては新しい。

悪ぶる、、、ワルぶる、、、

男性舞踏手なら、脱いだ上着を右肩に担ぎ、若干流し目で、小林旭をきどって、爪楊枝でも口にくわえて、大股で、ハけていくことが出来るし、実際にそんなハけ方をちょこちょこDVDで見る事もあるが、女性が悪ブルのは、けっこう難しそうだ。が、見てみたい。

胸元から出したたばこに火を点けて、板中央でプハーと踊りきった後の一服をしながら、後方の椅子に颯爽と帰って行く感じで、、、、

彼女がぼそっとひとこと、、、、

「ワルグリアス。。。」  素敵な響きだ。。


その昔、また別の女性舞踏手が悲しげな文章で、こう書きつづっていたのを思い出す。
「あたしの舞、、、荒れグリアスって言われた、、、、」と、、

これもまた、嫌いではない。。

自分も過去に一度言われたことがある。。

「ソレア・ポル・ボロリア」

踊り手さんはみんなパロに対して、いろんな感覚をもっていて、それにたいして呼び方を変えることがあるようだ。。

アレグリアスの俗名をひねってみる。。
ハレグリアス、コレグリアス、ドレグリアス、ウレグリアス、マレグリアス、モレグリアス、キレグリアス、ソレグリアス、エログリアス、ボログリアス、ブレグリアス、バレグリアス、コビグリアス、コケグリアス、ジャレグリアス、カングリアス、ワラグリアス、ヒレグリアス、ウラグリアス、アメグリアス、オレグリアス、、、、

カタカナだけでは、ちょとつまらない。。。で、副題(説明)を考えてみる。。。

その舞に、歌に、惚れグリアス、
寿司やのまえなら、ガリグリアス、
防犯対策、砂利グリアス、
笑福亭二角さんなら、エラグリアス、
大麻でイっちゃったあの人は、ラリグリアス、
歌詞わすれちゃってらららで歌うときは、ララグリアス、
去り際がかっちょいいのーーー、去りグリアス、
あまりにもかっちょよく出来てしまった振り付けは、売りグリアス、
パソコン、ギター、なんでもやり過ぎは肩が、こりグリアス、
新人公演の同曲ばっかりは、競りグリアス、
出かける前に、キッチリ、髭を、剃リグリアス、

ああ秋の夜長、きりがない。

説明つきが面倒になってきた。。。 名前だけで更にヒネり出す。。

姉グリアス、、稲(イネ)グリアス、、骨グリアス、、コネグリアス、、ばれグリアス、、熟れグリアス、、蒸れグリアス、、色グリアス、、ケログリアス、、転グリアス、、白グリアス、、ソログリアス、、寝ろグリアス、、風呂グリアス、、麻呂グリアス、、もろグリアス、、宜グリアス、、我グリアス、、よれグリアス、、彼グリアス、、去れグリアス、、垂れグリアス、、散れグリアス、、濡れグリアス、、乗れグリアス、、

だいたいでつくした感が有るが、、、、

そうこうしてたら、ワルグリアスを踊りたい本人からコメントが、、、どうやら「麻呂グリアス」が気にいったらしい。「雅ねーー。眉毛書き忘れ??」なんてコメントを残してくれたので、さらに追い打ちをかけつつコメント返しをしておいた。。。



眉ゲリアス?

尻グリアス、白髪リアス、貼りグリアス、義理グリアス、グリグリアス、下痢グリアス、ゴリグリアス、皿グリアス、汁グリアス、空グリアス、タラグリアス、釣りグリアス、照りグリアス、鳥グリアス、虎グリアス、奈良グリアス、ニラグリアス、野良グリアス、練りグリアス、海苔グリアス、腹グリアス、平グリアス、ホラグリアス、掘りグリアス、バラグリアス、ブラグリアス、ビリグリアス、ぶりグリアス、村グリアス、無理グリアス、森グリアス、ユリグリアス、揺らぐリアス、蟻グリアス、裏グリアス、歌グリアス、疑ぐりアス、

あああああだれかとめてくれーーーー

秋の夜長がふけきってしまった。

2009年10月9日金曜日

♪ゲビルマン[12歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第十二弾)
(作詞・下卑た笑いが残念なすかる)

ゲビルマン(下卑る男)のうた

♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ 下卑っるっ げびっるマァーーーーン
♪ ゲッビィーーールマァーーーーーン

♪ 下ー劣ぅーな奴のぉーー 名をーー 受ーけてぇーー
♪ 全てぇーを捨ててぇーー 足ぃ 踏むおっとっこーーー

♪ 出る音全てに品がない、
♪ 麗しの舞に見合わない、、
♪ 引く手ぇあまたの舞踏手に、、、
♪ 優美な伴奏出来ず終い、、、、

♪ 下ーーー卑た笑ーーいでーーーー
♪ ごーーまーーーかぁーすぅーやぁーーからーーーー

♪ めざせぇーーーーー ナァチュゥーーラルゥーーーーー
♪ げびるマァーーーーン、 ゲ・ビ・ル・マァーーーーン


---下卑た心からは下卑た音しか出てこない、、、そんな心さもしく、出てくる音にも艶がないわびしいギターばかり弾いている己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---

[注釈]
●足踏む男---コンパスを見失わないためにギタリストは足を踏む事がある。。。踊りの邪魔になる場合と、コントラなどで踊り手をバックアップする場合がある。踊り手にとっては邪魔な場合もあるので、TPOの使い分けが必要。しかし、踏まずにコンパス見失うくらいなら怒られても踏んでいた方がマシ。シギリージャのマチョなどではプロでもがんがん踏む人が多く見受けられる。。
パルマを叩くときにもやはりアセント(アクセント)で足を踏む。。
●ナチュラル---熱い血潮をその根底に秘めながらも、COOLで冷静な気合を同時に併せ持ちつつ、無念無想の心で奏でる達観した演奏の根幹となるべき境地、、、これを最近大いなる感動とともに最近目の当たりにしたのは知人かとうのしのぶさん(プロギタリスト)の壮絶きわまりない甘い調べと魂みなぎるギター独演奏であった。

2009年10月3日土曜日

♪ヨジルマン[11歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第十一弾)
(作詞・よじれ悶絶エロアホすかる)

ヨジルマン(よじる男)のうた

♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ 捩(よじ)っるっ よじっるマァーーーーン
♪ ヨッジィーーールマァーーーーーン

♪ ジャマーダかけるぅーー そのぉー笑ー顔ーーーー
♪ 素直ぉーーな舞にぃーー 我ーがー身をよっじっるぅーー

♪ 美しい舞に 身をよじりぃ、、
♪ 激しい舞にも身をよじるぅ、、
♪ 悶絶してはぁ、身をよじりぃ、、、
♪ ょじりすぎたので、 もう帰るぅ、、、

♪ みーーぎあーし組んでぇーーーー
♪ ばぁーかーーーりーーなのーーーー

♪ 背骨もぉーーーーよぉじぃーれるーーーー
♪ ヨジるマァーーーーン、 ヨ・ジ・ル・マァーーーーン


---素晴らしい踊り手に遭遇したときは必ず、身をよじって悶絶しながら、その華麗なる舞に添う伴奏をするべく頑張ろうとするのだが、実力が伴わず、いつもへたれな音しか出せず、その割には、目の前で繰り広げられる艶(あで)やかな舞の舞踏手にいちいち心奪われてしまいながら、ついでに右足ばかり組んだ状態が長すぎて、おそらく背骨がよじれてしまっているのと同じように、心もあらぬ変な方向によじれてしまっているとおもわれる悲しい己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---

[注釈]
●ジャマーダ--- 踊り手が、止まったり、テンポを変えるなど何か別のアクションを起こすときに、それを歌い手、ギターなど伴奏陣に知らせる合図だし、またはその、合図の振り、、、使用例「ジャマーダをかける・・」
ギタリストはこれを見逃すと次の展開に遅れをとる場合があるので、見逃すことはできない。
●笑顔---踊り手が鏡越し(本番は鏡がないので練習、リハにかぎられるが、)に笑顔でこちらをみながらアイコンタクトしてジャマーダをかけてくれる場合、すかるは悶絶する。
●よじりすぎたのでもう帰る---凄い踊りで身をよじりすぎたときは、完全に疲れ果てて、「ごちそうさまでしたと!」いう感謝の言葉をのこして、その日の素晴らしい踊りを反芻しながら、早くおうちに帰りたくなる様、、、、
●右足組んでばかりなの---各ギタリストによって構え方は様々だが、フラメンコの場合は一般的に右足を深く、もしくは浅く組むギタリストが多い。
●背骨がよじれる---上記のとおり、右足を組んで長時間ギターを弾いていると、おそらく背骨はよじれている。の意