2010年6月24日木曜日

◆ガットギター回顧⑤コーヒールンバ


K學院大学東側階段4Fと屋上の間の踊り場(=スペインギター研究会の部室)のベンチで、このパコ・デ・ルシアとリカルド・モドレーゴのコーヒールンバのセカンドギターを耳コピするよう先輩ギタリストから指令がくだったのは、1983年、晩春だったろうか。。。

テープを何度も聞き、リカルドのセカンドパートを手に覚えさせていった。

先輩から「おおーい ちょとルンバるぞーーー」という声がかかると、ひたすらこのコーヒールンバを延々と何回も、、、いや、何十回も、、弾かされた。。

決して嫌いではなかったが、自分はセカンドだったので、ファーストがいないと、なにやっているかよくわからず、ファーストのパコのパートを弾く先輩の卒業とともに、ほとんど弾かなくなってしまった。

パコパートをがっつり弾ける第一ギター、コントラがしがしのパルマふたり、そしてパリージョ付きで、機会があったらまたやってみたい。


-----
先日、、ルンバ、ラ・タララを伴奏。。

パコとリカルドのコーヒールンバ(MOLIENDO CAFE)のEmとは違い、Am調で弾く。。弾く日の朝3時頃から、ファルセータを作り出す。。。

前日あたりに長谷川きよしの「別れのサンバ」を聴いていたためか、、、、
はたまた数日前からSON DE LA FRONTERAの二枚目アルバム「CAL」から耳コピしていた「ソレア・ポル・ブレリア」を聴いていたためか、同じようなメロディのファルセータが出来た。

これを作ったはいいが、約8時間後の本番で、踊りに合わせて弾くには、今度はノリノリのグルーブ感を出せるよう、両手にすり込む作業が必要だ。。たった22秒のファルセータを数百回繰り返し、なんとか本番をこなす。。

又ひとつ、ルンバのAmファルセータが財産となる。。次回はサンタ・エスメラルダの「悲しき願い」(KILL BILL風)イントロから演ってみたい。

2010年6月19日土曜日

♪コジルマン[37歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第三十七弾)
(作詞・こじり弾きのすかる)  

コジルマン(こじる男)のうた 

♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ こじッるっ こじッルッマァーーーン
♪ コッジィーールマァーーーーーーン

♪ こじぃって開けたぁーードアーのぉ外ぉーーー
♪ 深くぅーて広いぃーー 無ー限の世っ界ぃーーーー

♪ 駄目だとわかっていながらも、 
♪ こじつけがましく弾いちまう、、
♪ コジって弾いても駄目ならば、、、
♪ 元からただしてやり直し、、、、

♪ そーーれでーもだめなーーーーー
♪ とーきーーーはーーあるぅーーーー

♪ こじぃってーーーー ごまあーかすぅーーーー
♪ コジルマァーーーーン、 コ・ジ・ル・マァーーーーン


---基礎固めを真っ当にやってこなかったせいか、ただ単に動画のような弾き方をまねするだけで、なんともこじって変な弾き方になってしまっているもの悲しい己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---

[注釈]
●深くて広い無限の世界---自分のギター(コンデ・エルマノスA27)のフレットは実用18フレットX6弦=108。この108の(除夜の鐘=煩悩?)フレットにセーハ、開放弦を含めて無限の音宇宙が広がっている様。。。。


★★★今日のひとこと
パルマにもハーモニーが必要。パルマだけでも感情をあらわせる。
 「フラメンコ思いつくまま」(格言集)より

2010年6月12日土曜日

「アンジェラ」(Emシレンシオ)

ほとんどギターを弾くイベントがないこの6月、、、、だからといって、何もしないと、どんどん弾けなくなる気がする。修行僧たるもの日々の鍛錬を怠ってはならない、、、と怠惰すぎる自らに気合いをいれる。。
そうだ、、、こんな時こそ、時間がありあまっている時にできることをやろう。

E調アレグリアス、

新シレンシオに挑む、、、、

たまたま手に入った動画で弾いている海外ギタリストの弾くシレンシオをパクリ始める。パクりながら、いつもそれよりも斬新で、人の記憶に鮮烈に残り、なおかつ、弾いていて楽しく、弾きやすい運指、、なおかつ踊り易いリズムを模索する。

聞こえてくる甘く切ない旋律に、多少なりとも嫉妬しながら、、、基礎部分を拝借し、時として、旋律と和音の色をかえてアレンジしていく。

耳コピーしながら、ときおり編曲、、、パクレンジだ。

6コンパスの短い版シレンシオだが、最後の2コンパスは、いつものように、クラッシック調の二声の旋律を含むコード進行を意識し、動画の原音とはまったく違うものになったが、つかの間の癒しを、短調の中でほんの一瞬だけ使ったAのコードで表し、今の心境(甘く切ない嫉妬心)を表現できた気がする。

「宇宙戦艦神田川三世」(Em6)、「波動砲」(E4)、「サマーウッド」(E4)、「マリアンローザ」(Am6)+(A4)、「世界遺産」(C11)、「ギター教室」(Em6)、「びとちゃん前半」(Em4)、「びとちゃん後半」(E4)--(は調とコンパス数)のように、できたシレンシオに名前をつけるのが、そいつを忘れない秘訣だ。。。。

今回もいつものように名前をつけよう、、、

甘い(旋律)、、、そして、、
(それを情感豊かに奏でて表現するギタリストへの?)嫉妬、、、ジェラシー。

「スウィートジェラシー」にしようかと思ったが、あまりにも顔ににあわない、、しかも、ばりばりの英語そのまんまなのでやめた。(他の名前の中には、完全に日本語のものもあるじゃねえかというツッコミは甘んじて受けよう。。) で、、、 再考、、、、

甘い=あんパン
嫉妬=ジェラシー

あんパン+ジェラシー=?????

そうだ、、、、アンジェラシーにしよう。。。いやまてよ、、、

もうひとひねり。。。

「アンジェラスィ」

いやさらにもうひとひねり、「アンジェラス」

うっ!ウルトラマンにでてきた怪獣の名前っぽくなっちまった。。(アンギラスだったか?)どっかの地名にも似ている、、、(ホンジュラス?)

ならば、、、

最後にもうひとひねり、、、、最後の一文字、「ス」を抜いちゃえば、女性の名前みたくなる。。。。


「アンジェラ」(Emシレンシオ6)


でけた。。


--------------------------
mixi日記にUPするとコメントが入る、、、
--------------------------
スペイン語読みにすると

「アンヘラ」

もちっと可愛くすると
「アンヘリータ」 だよ、、、、
--------------------------
すかるコメントに答える
--------------------------

ANGELA あんへら 名詞 固 女性の名前、、アンヘラ!
「ANGELA MARIA !」 感嘆詞 まあ、どうして? 一体なぜ?{驚き・抗議をしめす}

予期せぬメディ王の襲来をくらったら、 あんへら・まりあ!!!!!!
と大きな声でハレオをかけますかる。。。^-^ただし、気づけばの話、、、、きづかずにそのまま進行していったりして、、、どははh
--------------------------

2010年6月4日金曜日

♪ヨギルマン[36歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第三十六弾)
(作詞・何かがよぎりまくるすかる)   

ヨギルマン(よぎる男)のうた


♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ よぎッるっ よぎッルッマァーーーン
♪ ヨッギィーールマァーーーーーーン

♪ 「気づかぁぬ奴」のーー 名をー受ーけてーーー
♪ よぎぃった不安ーーにたじろぐおっとっこぉーーーー

♪ 次はメディオがくるのかな?、
♪ あれはジャマーダだったのか??、、
♪ これはスピーダの足なのか???、、、
♪ ふるのか、ふらぬかどっちかな????、、、、

♪ 目ぇーーの前よぉぎるーーーー
♪ おーどーーーりーー手にーーーー

♪ 不安もーーーー 横[よ]ーぎぃーるーーーー
♪ ヨギルマァーーーーン、 ヨ・ギ・ル・マァーーーーン

---ただ弾くだけで踊り手をぜんぜん見ていないギタリストを見るに付け、ああなってはいかんと、超絶テクを必要とするぶっ飛びファルセータまでも、全く指板を見ないで弾く練習を心がけてはいるものの、いざ、踊り手を凝視しても、その舞が訴えかけてくる、メディオ、ジャマーダ、スピーダ、レマーテ、コンテスタシオン回数、歌頂戴、タパ頂戴、激しいの頂戴、時などのサインをことごとく見逃して、何のために、踊り手ばかり見ながら弾いているのかわからなくなるほど踊りのイロハが未だにわかっておらず、「伴奏者向け分解写真もしくは動画付き舞踏解析事典」なる本やDVDがあればいいなーと本気で思う、ド素人な己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---


[注釈]
●よぎる男---常に踊り手からの合図を見逃してしまう不安にかられている男。その目の前を麗しの踊り手が幾人もよぎってきた男。ちなみに別名はナイトハイク(「飲み会で終電逃して90分歩くイベント」)で夜露にぬれてギターケース表面がびしょびしょになっている様が見事な夜霧男(マン)

●気づかぬ奴---踊り手がせっかくだしてくれている合図にまったく気づかぬおばかなすかるのこと

●たじろぐ---気づかなかった事実にすぐに気づいて、重大なミステイクに恐れおののきながらも、早期修正に命を燃やさねばならない非常事態におちいったすかるの様。

●メディオがくるのかな?---半コンパスのメディオがくる直前の何とも言えない、僅かにかわったアセントに気づいたものの、決定的な自信に満ちた確信がもてず、漫然とそのまま普通に弾き続けてしまって自己矛盾に陥るすかるの疑問。。

●あれはジャマーダだったのか?---現場では気づかなかったのに、帰宅して動画チェック中に初めて、あれはジャマーダだったのか?と感嘆符つきでうめきもらしてしまう、、、それでもそれがジャマーダだったかどうか確信が持てない残念なすかるの疑問。。。

●これはスピーダのあしなのか???---目の前で繰り広げられる、華麗な足技が、ときに2連→3連→4連 さらにはより複雑な超付点つきリズムになるにつけ、スピーダと見間違えてしまいそうになるあほすかるの疑問。。。。

●ふるのか?ふらぬか?----歌前、ファルセータ前、足技タイム前、サリーダ前、タパ前などに、1コンパス事前に弾くか、それともディレクト(直接)で、ふらずに突入するかよくわからぬ様。。。こればかりは今のところ事前に教えてもらわないと、わからない。すかるの構成譜には必ずこの違いは記載される。。
熟達した踊り手さん程、ふらずにディレクトサッパリ系をお好みになる傾向が若干強い気がする。

●目の前横[よ]ぎる踊り手・・・----自分の眼前を右へ左へ何度もよぎる麗しの踊り手を見るにつけ、上記のような疑問や不安もまた一緒によぎってしまうかなしい修行中のすかるの様。。。


★★★今日のひとこと
フラメンコのフラメンコたる条件はしっかりしたリズムにある。それは機械的に正確というのではなく、魂の鼓動をつたえるものでなくてはならない。。
by 「フラメンコ思いつくまま、、」(格言集より)

♪ユダルマン[35歌]

(非フラメンコネタ)
(デビルマン替え歌シリーズ第三十五弾)
(作詞・伴奏つかれてひとっ風呂のすかる)

ユダルマン(ゆだる男)のうた 
  

♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ ゆだッるっ ゆだッルッマァーーーン
♪ ユッダァーールマァーーーーーーン

♪ 追い炊ーきできぬぅーー うちーのー風呂ーーー
♪ 熱っ湯に近い、、お湯をはるっのっさぁーーーー

♪ 気合を入れて、我慢風呂、
♪ もったいないから水入れない、、
♪ のぼせ上がって湯船から、、、
♪ 出た瞬間に、チビりそう、、、、

♪ あーーかい顔ーしてーーーー
♪ 汗ーーまーーみれーーーー

♪ たったぁーーーー 5分でぇーーーーー
♪ ユダルマァーーーーン、 ユ・ダ・ル・マァーーーーン

---真冬と違って、けっこうな熱いお湯がものの8分ではれるがその温度調節が微妙で、やや熱すぎるお湯がはれてしまっても、ボンビー症な気合と根性で水を足さずに入って、けちりながら、顔を真っ赤にして、汗まみれでゆであがり、湯船から出た瞬間にちょっとちびりそうになる哀れな己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---

[注釈]
●出た瞬間にちびりそう---昔から熱すぎる湯に長時間つかったあと、湯船からでると、なぜかちびりそうになる悲しいすかるの体質。。

★★★今日の一言
ノリの良いコントラパルマは、若干前乗りで引っ張っている感じがよい。
by K桐センセ