2010年4月25日日曜日

パコの足台


大学1年生、、今から26年前、、、
当時大学のサークル「國學院大學スペインギター研究会」の三つ上の先輩の紹介で、飯ヶ谷守康先生の門をたたいて、フラメンコソロギターを習い始めた、、、、その最初の曲は、、、
ほぼ全編マイナーのアレグリアスの名作、
「パティーニョの想い出」
(Recuerd a Patino)Paco De Lucia

アレグリアスって暗いんだなーと思いながら一所懸命渡された譜面とにらめっこしていた。

YOUTUBEで検索したが、
本人の映像はさすがに発見できなかった。が、、

変わりに貴重な最近の彼の足台をつかっている映像を発見した。
4分2秒あたりから4分18秒位までの約16秒間、右足が組まれていないことにきづく。。

どうした?パコ。。。

よく見ると、冒頭の一瞬と最後の映像で、彼の椅子の前に鎮座在す足台がはっきりと写っている。

初めて見た。。。。 きっと神様も右足しびれるんだなー・。。。

なんにしてもこのAlegrias,,すげーかっちょいい。。

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後日友人からパティーニョあるよ、、、との書き込みが、、、、

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12歳くらいから現在までのパコの映像をYOUTUBEで見たりしていると、
人が年齢を重ねていく様がわかって非常に興味深い。。。

2010年4月20日火曜日

♪グダルマン[31歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第三十一弾)
(作詞・ぐだる男すかる)  

グダルマン(ぐだる男)のうた 

♪ あれはぁ 誰っだっ 誰っだっ 誰っだっ
♪ あれはぁ ぐだっるっ ぐだッルッマァーーーン
♪ グッダァーールマァーーーーーーン

♪ 自分ーーの事をーー 棚ぁーにーあげーーー
♪ 気づくぅーといつもー ぐーだーぐだぐっだっるぅーーー

♪ だべって転んで寝そべって、
♪ のたうちまわって唱えてる、、
♪ 新しい音ができたときぃ、、、
♪ 「さすがわいやぁ」と独り言、、、、

♪ はーーーたから見ーるとーーーー
♪ 痛ぁーーーいーーひとぉーーーー

♪ 今夜もーーーー ぐだーぁるぅーーーー
♪ グダルマァーーーーン、 グ・ダ・ル・マァーーーーン

---「あにやってんだよー」とか「そうじゃねーだろー」と言われている可能性が非常に高い自分の事を棚にあげつつも、いろいろな鬱憤が溜まって、一人暮らしなのに危うい独り言をことある毎に唱えている自分だが、ごく希に、間違いから生まれた新鮮な和音に自己驚嘆し、ついつい「さすがわいやー」とおばかな発言をしてしまうちょっと痛い己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---- なお「さすがわいやー」は今は亡き、すかるの20代にとても仲の良かったバイク便のひとつ年上の先輩のくちぐせであった。彼は東大中退後、各種バイト経験をへて、最後にバイク便で仕事をした。
彼は30代前半に病死したが、その非常に印象深い、生き様、発言、人柄、性格、体格、趣味、考え方などは今でも良く思い出す。彼は自分で素晴らしい発想をしたとき、自分の仕事その他、行動、発案、ゲーセンのF1ゲームで最高点を出したときなど、満足のいくものであったとき、必ずと言っていいほど「さすがわいやー」発言をしたものだ。。。
なおその由来は「プロゴルファー猿」(往年の名作漫画)からきていたらしい。


[注釈]
●ぐだる---ぐだぐだいう。ぐずぐずする。だれる。グダグダに値する様になること。

★★★今日のひとこと

自分の伴奏している曲を踊ろうとしてみろ!!!
 どれだけそれが困難で大変かすぐにわかる!!!by すかる

2010年4月13日火曜日

◆ガットギター回顧② 長谷川きよし


別れのサンバ 長谷川きよし

ギターを弾き始めた小学校高学年か?いや中学に上がった頃だったろうか・・・・目の見えない彼が、これだけ弾けるのに、なんで見えてる自分はぜんぜんうまくならんのだろーーーーーー。とずいぶん悩んだけど、それはソレで励みになった。

30年以上たっても、

色あせないそのなんともいえないCOOLなノリと、、技巧だけにおぼれないしゃれた音使い。

初めて聴いた、少年時代のわくわくは、、、その後の自分に、、いや今に至ってまでも、大いに影響している。。

彼が見る黒い世界で流れる旋律を、具現化しつつ、なおその後黙して示すその啓示。。。。。

ギターのフレットの上は、、、無限だと、、、、




男と女のことは未だによくわからないが、なぜかこの歌も耳について離れなかった、、


黒の舟歌 長谷川きよし

そして、曲名を思い出せないが、「バイラ~  バイレ~ロ レ~ロ~」
と歌っている曲もあった、、、、Flamencoの踊り手のことを歌っていたのでは?と今振り返る、、、、


当たり前だが、盲目の彼はまったく指板を見ようとしない。当たり前だ。見えないから、、、、
それでもここまで弾ける、、、
自分に置き換える、、、、訓練すれば、指板見ずとも、、、、、踊り手さんから一瞬たりとも視線を外すことなく、
弾けるのだ。。

指板に目をやらずに弾く練習に行き詰まるたびに、彼の奏法とその音色、、そして歌声を思い出す。。。
踊り手だけを見て、ハイポジションにすっ飛ぶ指使いをしながら、なおかつ歌うことは、可能だよ、、、と言わんばかりに、彼のサングラスが光る、、、、
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[参考情報]
ネットで「長谷川きよし バイラ バイレロ」と検索したら以下の文章がヒットした。。
「きよしさんがデビューした時、使っていたのが
アルカンフェル・フェルナンデスのフラメンコギターでその後もコンデ・エルマノスや田村廣のフラメンコを使っていたものだから、みんな真似をしてフラメンコギターを持っているのだろうなと、私は思っていますがいかがかな??
ちなみに今きよし御大はクラシックギターにゴルペ板を貼ったのを使っているようです。」

2010年4月7日水曜日

●たらんと漬け

漬け物ではない・・・・

3ヶ月前、「弾き語りをして!!!、、、」、と頼まれ、渋々了承してしまったタラント。こんな歌の素人に弾き語りをしてくれとは、、、とほほな状態だったが、引き受けたからにはなんとか、変でも、それなりの形にしなければならない。

ここ3ヶ月、こればかりだ、、、

先日合わせ2回目で、勇んで持って行ったちょっと低めな節回しでうたえる、グラナダではない?タンゴ歌、、、

めちゃめちゃかっこいいこのタンゴ歌、、
エステル・ファルコンさんの後ろで歌うヘスーレさんのちょっとカンシオンっぽい、「せぇい~ぅ」、、、独特の歌入り口のスタイルで、めちゃくちゃCOOLなこの歌、、だったが、やはり振りに合わなかった。。。。ここは振りも歌に合わせてもらわないとかっちょ悪いが、、、それが叶わぬ、、。

「普通のグラナダください、、、」と言われ、4,5コンパス(4コンパス+メディオ)の「そぉ~ぷらみ」も必然的に却下となる。。悲しい。
一週間の弾き語り練習が吹っ飛ぶ。。。やむなく一般的なグラナダの節回しで、「ぽんて」と「けとぅめ」を歌うが、やはり最高音が1弦3フレットのソの音でここで声がひっくり返る。。。カポ無しでも、、、、

そもそもここで声がひっくり返るから、低い節回しのタンゴ歌を物色しまくって、決定し、歌詞を耳コピーして、スペイン語修正をかけ、練習して歌えるようにし、コード進行も単純だが食いまくりながら弾き語るのに、とてつもなく失敗を繰り返してきて、ようやくなんとかできるようになったので、落ち込み方は半端ではなかった。が、踊りがグラナダの節回しに合わせて作ってある以上、しょうがない。

帰ってまた頭をひねる。このタンゴ・デ・グラナダのたった一回の最高音の為だけに、ダウンチューニングするのは、やはり抵抗が、、なんかもったいない。

節回しを変えようかとも思ったが、うまくいかない。

が、、、、突然ひらめく、、、タンゴの入り口、一瞬音が途切れて、2コンパス分ギターがお休みする部分がある。
ここでそしらぬ顔で2フレット分おとしてF,Eでタンゴを始めてみた。
だめだ、やはりいきなり転調後のコードではじめると、違和感がある。

だが、転調は使える、、一音下げれば何とかグラナダの節回しでも歌えそうだ。で、、さらに軽くてからからな頭をふりふりしながら考え、無い知恵を絞り出す。

やはりタンゴ入り口はそれまでのG7とF#でひき、そのままの調で今までどおり歌前の第一ファルセータを弾き、それが終わったらジャマーダ開始と同時に半音二回下げて転調するのがしっくりくる。。ここの部分は、タンゴ1歌入り口まで3コンパスの余裕があるから、転調も違和感なく半音ずつ下げられる。

で、、、2フレット=1音下げ転調して歌い出してみる。。。

これでタンゴ・デ・グラナダを二つうたう。1歌は6コンパス「けとぅめ」、2歌「らもりねら」も6コンパス、、2歌直後に「じゃりじゃり」4コンパス、そのあと第二ファルセータを弾く、、、だが、ここは2フレット分下げたF,E調に作り直したファルセータを練習せざるをえなかった。
だが、F,E調のタンゴのファルセータを持っていなかったので、ちょうどよい機会かもしれない。先日「もんじゃDE FLAMENCO」でタンゴを伴奏したとき、F,E調のファルセータを持っていなくて、下をむいてしまったばかりだ。

その転調して弾く第二ファルセータをこなせば、後はスピーダーが来て〆るだけだ。

がんばって見つけた、低い節回しの、とてもかっちょよいタンゴ歌二つを却下されたのは悲しいが、自分が歌うにはどうやったら声が裏返らないか?の試行錯誤は今後の対カンテ特殊キー対策には、めちゃくちゃ勉強になった。とくに男性の歌い手は、カポなしでも、タンゴ・デ・グラナダ・の節回しが高すぎて歌えず、ダウンチューニングしているプロの画像を何度も見たことがある。まさにこの状態だ。このド素人すかるに弾き語りする機会を与えてくれたことに、感謝だ。

こんな機会が無ければおそらく転調の技も、別調のファルセータも思いついていなかっただろう。

約10日後、弾き語りするタラントを毎日弾きながら歌って擦り込む。
イントロ3分弾くと(「なげーよっ!」っていつものとおり突っ込みが入りそうだが、、)じゃりじゃりで〆歌歌い終わるまで15分を超えるかもしれない大作だ。弾きながら歌い、踊り手を注視するには、やはり歌詞を覚えてしまわないとだめそうだ。しかもギターも歌も一瞬も気を抜けない。ファルセータをこなし終わったら、寸法の決まったタラント歌を踊り手のコンテスタシオンのきっかけとんとんを見定めながら歌う。このへたれな自分には半端でない集中力が曲の頭から最後の〆まで必要となる今回のこの課題、、、、

一曲通しでできるのか非常に心配だが、もう後に退けない。刷り込みだ。

まさに、、

たらんと漬け・・・・・・・・・・・・

2010年4月1日木曜日

♪マゾルマン[30歌]

(デビルマン替え歌シリーズ第三十弾・祝30歌達成記念作品) 
(作詞・どマゾ顔したSヤギすかる)

マゾルマン(マゾ男)のうた 

/>♪ 「ドMぅーな奴」のぉーー 名をー受ぅーけてぇーーーー 
♪ いたぶぅーーられてはーー よーだーれを垂っらっすぅぅぅ

♪ ホントにドMなおれなのか?、
♪ 仮面をかぶっているだけか?、、
♪ 心の底にはSの血が、、、
♪ たぎっているんじゃないだろか?、、、、

♪ かーーおはMぅーでもーーーー
♪ こぉこぉーーーろーーSぅーーーー?

♪ もっとぉーーーー いぢぃーめてーーーー
♪ マゾルマァーーーーン、 マ・ゾ・ル・マァーーーーン


---常日頃、麗しの踊り手からの裏拳などに代表される愛のツッコミや、罵声、罵倒にも近いかもしれない愛の助言を、まともに全身で浴びることに生き甲斐を感じてきたものの、その本当の意味が、吸収した後に昇華して、今度は逆の立場になることを夢見ているとしたら、最後はドSになることが目的となり、いったい自分がどちら側の人間なんだか、自らを見失いつつも、やはりいたぶられた時の快感を反芻しながら右目から嬉涙、左目から悲しみの涙を流す、よくわからない己への自戒をこめて、自らに捧ぐ---

[注釈]
●マゾる---いたぶられて、罵倒され、虐げられる場所に好んでおもむき、そのなんだかよくわからぬ快感にうちひしがれて、笑いながら下を向きつつ、悲しみにくれる変な奴の行動全般をいう。

●いたぶられては、ヨダレをたらす---裏拳(特にメディオをみのがしたとき)を右肩にくらったときの、ヨダレを垂らしながらのにやけ顔は、後生に語り継がれるほど、情けかく、完全にドMというより、ドマゾというほど、むごたらしいすかるの様


今日のひとこと
ドMな顔したSヤギさん、、、、byすかる