2012年1月12日木曜日

リバーブ奏法(C147)

2011年8月19日の日記より、、


ここ最近、ライフワークアレグリアス(Puelta de Principe)、私の霊感、モナステリオばかり練習している。 

この3曲はすべて6弦Dチューニングである。 

その他6Dチューニングのネタは、エレンシア・オリエンタル(マノロ・サンルーカル大先生)と自作のジュピター・・・・ 

で、最近はまりだしたのはこの6Dチューニングで、D調のアレグリアスを模索すること。。。 

先日の本番のリハでカラコレスを6Dでやってみたが、、いかんせん練習不足、、本番はやっぱりC調でひいてしまった。。 

6Dチューニングはカポ2で通常のE調アレグリアスのカポ無しと同音程、、通常のカポ3~5だと今ひとつつかえそうにないが、、、カポ無しもしくはそれでも高い歌い手さんには二つさげられるから使えるかもしれない。。。 

で、この6Dチューニングでシレンシオを模索する、、パコの私の霊感の途中の部分を寸法調整してつかおうとしたり、、、、 

だが、、ここで閃く、、、すきなカンタータ147「主よ、人の望みの喜びよ」が使えないか、、、、 

この村治さんの素晴らしい演奏はG調、、、コレをD調にアレンジし直す。。もちろんこんなに沢山音をだせないが、、、 

だが、この試行錯誤のなかで、リバーブ奏法を意識する。。。音場がさいあくで、反響がのぞめない場所でもリバーブが、、残響がかかったような奏法、、、、つまり、、次の音を極力同じ弦で弾かないようにするのだ・・ 

ギターは指でフレットを押さえている間は音が鳴っているが、離した瞬間にその残響はプツっととぎれてしまう。。 

ピアノなど、まったく違う指で二つのおとを出す場合、先に出した音の指を離すのを僅かおくらせるだけで、次の音のアタック後まで先に出した音の残響を得ることができ、それがギターの同弦での二つの音だしとは決定的にちがう。 

「戦場のギタリスト」(ノクターン遺作)でも同じようにピアノのトリルを再現するのに、同弦ではなく違う弦をつかったように、、、


そのリバーブ奏法を駆使した編曲にとりかかる。スコアのすべての音を出すことはむりでも、響きを重視して、残響のない部屋でも響かせて弾けるように、、、 

1から創作し出したものの、ポジションの確定には、試行錯誤を延々とくりかえし、、やっとイントロ2コンパスが形になってきた。。 

いろいろ探してみるとA調でひいているひとも見つけた。 

こっちの兄さんはC調だ、、 


いろんな人がいろんな調でアレンジしてひいてる。。。それだけ沢山のひとに愛されて来たんだろー・・・・ 

だが、やはりピアノのようなリバーブばりばりの音色がだしてみたい。。 


最後に、村治さんの癒し系とは少し違う、厳格・荘厳なギター
演奏・・・ 
なお、このあと数週間かかり、ようやく秋口に編曲が完成した6弦Dチューニングのカンタータ147を、ほぼ毎日練習している。当初の目的であるシレンシオへの流用は、テンポの関係で壁にぶちあたり、いまだにうまくいっていない。。
(2012年1月12日現在)

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