2012年1月5日木曜日

28年前の魂を買う


ふと、オークションを漁ることがある。。 
だいたい検索は、、PACO DE LUCIAだったり、、 


で、、見つけてしまった。。。 

☆☆☆アルバム「魂」CD Paco De Lucia☆☆☆ 

このフラメンコ・ギターに、はじめて生でふれたのは、、、、そして眼前で見たのは、、 
1983年、渋谷の母校 國學院大學の部室もないスペインギター研究会の4年生の、K先輩が、、、たむろする階段の踊り場で聴かせてくれた。 

まだ、フラメンコギターに触れたことすら無かった自分には、とてつもない衝撃きであった。。まさに「フラメンコの衝撃」(アルバム「魂」の一曲目)・・・ 

それが、「灯台の岬」(アルバム「魂」9曲目) 神様パコ・デ・ルシアのブレリアだ。。。 

いまでも、フィン・デ・フィエスタのあたまで、何も考えずに弾いてしまうのは、この灯台の岬の佳境の部分である。。 

当時は、国分寺駅北口にあった、貸しレコード店でLPを借りてきて、カセットテープに録音し、、それをすり切れるほど聴いてへにゃへにゃにして、、、、その後、習い始めたIIGAYA先生の譜面とにらめっこしていたが、、、 

ここ最近、テープデッキがいかれて、もう10年ほどになるだろうか、、、原曲を聴いていない。。 

なんとか聴きたいと思っていたが、、、パココレクションのなかに、この「灯台の岬」がはいっている 「魂」が、なかった。。。 

オークションサーフィンでこいつを1000円で、見つけ、送料180円を確認した瞬間に、入札、、、 

ようやく入手した、「灯台の岬」、、の原音、、、なんと新鮮なことか、、、 

LP「魂」の文字通り、魂のこもった彼の演奏に、デジタル音源に、当時、煌めいた、自分の羨望のきらきらが蘇る。。 

その後、ぺぺ・アビチェラのボアブディルというブレリアにそまって、そればかりひいていたせいか、この「灯台の岬」の佳境までの部分は、もう指が思い出せなくなっているが、、、 

1コンパス3週間とか、平気でかかって、苦労して読んだあの譜面は、まだある。。当時と今では、明らかに、コンパス感がちがう。。当時はコンパス自体がまったく体にはいっていなかったから、13拍だったり、11拍だったりメチャクチャであった。。。 

だが、この「灯台の岬」いまでも難曲で、トリッキーなコンパスはずしみたいな、うらうらのりがある。。機を見て再挑戦すべき曲のトップにおどりでた。。CDをGETして、、、 

とても一本のギターで弾いているとは思えぬ音を、目の前で演奏してもらって、、、一生フラメンコギターにとりつかれるだろーなーーとおもった、あの28年前の大学一年生の自分の予感は、、、やはり、的中していた。。 

文字通り、当時の「魂」を、買い戻した気分だ。。 


なんの事はない。「灯台の岬」でヒットしなかったYOUTUBE,,, 
CDのジャケットにある、原題 PUNTA DEL FAROを打ち込んだら沢山ヒットした。 



非常に参考になりそうな動画も、、見つけた。。 

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