2011年12月24日土曜日

邪道故の制約

2011年7月3日の日記より


ファルセータ・ギターサリーダ・・・ 

ことあるごとに、既存の偉大なフラメンコギタリストたちのそれを、はたまた、フラメンコギターの独奏曲を一部まねて弾いてきた。。が、、、 

自分の好きな、心に残るフレーズをそれにあてることも、しばしば、、 

それは、 

クラッシックの名曲だったり、 

アニメソングだったり、、 

ポップスロックであったり、、、 

邪道といわれてもしかたないかもしれない。。 


だが、弾きたいから弾いている、、、 


伴奏でそういったものを弾くには、逆に制約もある。 

原曲からの調の変更、それにともなうベース音などの変更、、、つまるところはアレンジしないと使えない場合が多い。 

歌い手のキーによってきまる伴奏の調、そう、、結局クラッシックギターのように、カポなしでアレンジしても、ハイフレット多用だと、伴奏では、使えない可能性が非常にたかい。。 

だから、アレンジし、抜粋し、音幅を制限せざるを得ない。 

カポ無しで弾けても、カポ6では弾けない、それでは多様性にとぼしくなる。故に、基本的には極力5フレットまでで、弾けるようにアレンジに工夫をこらす。。 

もちろん、各パロ3つ位の調でファルセータもそれぞれ用意して弾ければ、そこまで苦労することはない。。 


今回ティエントは、3カポB♭→A  
イントロ「TWO MUCH」
 ファルセータ「SHAPE OF MY HEART」
でいつもとあんまりかわらず・・・ 



で、その他のパロで新たな試み 

①アランピュタ
をファンダンゴ・デ・ウェルバのギターサリーダで弾く、、これはもともとグアヒーラの悲しいファルセータとして12ドリで仕込んだが、、結局12ドリならば応用が利くはず、、、ファンダンゴは6だが、6X2と考えればこれも自分のなかでは有りだ・・今回の歌い手さんのキーは6カポアリーバ、 

以前は1カポのアリーバでイントロ弾いた後、カンテサリーダ直前で、ポル・メディオに転調していたが、、 

②カラコレス、、、最初は6Aで弾いていた。。。ようやくC調のシレンシオ「世界遺産」(トレモロ)をつくって、3Cで弾こうとおとといまでは思っていたのだが、、、 
この3ヶ月毎日のように練習してきた6弦Dチューニングのメニューから、パコの「私の霊感」
を弾いてみたくなった。 

 6弦をDにおとし、カポ1,それこそ日々練習中のライフワークアレグリアス・「Puerta del Principe」や「私の霊感」「モナステリオ」の6弦D三曲セット、手になじんでいる調とカポである。シレンシオは、途中のマイナー部分、もしくはトレモロの部分がほぼ6コンパスなので丁度よい。マイナー部分なら、1コンパスはしょればつかえる。ただテンポがシレンシオに使うにはちょと早すぎるかもしれない・・ 

③ガロティンのイントロもしくはファルセータでダッタン人の踊り
を弾く。こんな風にドクラッシックにはひけないが、、昨年秋ごろ、ガロティンへの組み込みを考えて、アレンジをした。最近ようやく弾けるようになってきた。。 



ブレリアの頭に弾こうと 
画策中の「展覧会の絵・古城」 
は、フィン・デ・フィエスタには、ちょっと暗いから、多分今回は断念・・ 

クラッシックギターが火を付けてくれる場合が最近やたらと多いが、そっくり原曲をコピーしても使えないことが多いので、やはり、ポジションを5フレットあたりまでに限定したアレンジが必須なのかもしれない。 

カンテさんのキー情報をアドレス帳に4年まえからメモし出したのは、そのキーでのカポで弾けるか、弾けないかを判定せざるを得ない、高フレット多用の広い音幅のファルセータをつくってしまったためである。。。 

しかし、コレを逆手に、普段と違う調で弾こうとすると、いろいろなアイデアがでてくるようになった。 

ファルーカのファルセータをティエントにつかうなら、F→E7で弾けばよい。 
グアヒーラの短調ファルセータはソレアにも、ファンダンゴにも、ブレリアにも、ソレア・ポル・ブレリアなどいわゆる12拍子の12どり系なら、他にもいろいろ使えそうだとか、、 

瞬時にそれを判断して、繰り出せるようになるには、慣れと時間と経験が必要不可欠だが、、、その不足が甚だしく、実用的でないものもたくさん。。だが、チャレンジしないと、それが使えるかどうかすらわからない。。やってみてだめなら却下すればよい。やらずに今まで通り、冒険しないで弾くことも場合により必要だが、それではなかなか前にすすまない。。。 

新たな欲望と、挑戦と、敗北と、反省無くして、実力などつかないであろう。 

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