修行僧の雑感 三年矢の如し
孤独な微笑に嗚咽し
その振り舞に心音を重ね
伴感の極点で迷走す
音波の光景に我を委ね
彷徨う三つ魂を掻き集め
絶世の多懇に昂ぶる
白陽と蒼月を友に
西の歌を詠めぬ苛立ちに
唸りを荒げて和音に塗り込む
舞い手に旋律を寄せて
栄心の融合を目論み
その昏黒まで添い遂げる
集約の開放に邁進し
模倣の変革に虚心すれど
特異な音行は成り難い
迷心暗鬼の長針と
裁断の時を削り落とし
高張の六重弦を今日もはじく
[注釈]★★★★★★★★★
修行僧の雑感 (エロアホすかるの公開するまじき脳内堕論)
三年矢の如し(あっという間の伴奏修行三年間)
孤独な微笑に嗚咽し
(ソレアの中で一度だけ微笑むサラ・バラス様に身悶え、声出てしまい)
その振り舞に心音を重ね
(振付に見合う伴奏になるように、心臓の音さえもコンパスに見立て)
伴感の極点で迷走す
(伴奏の感覚を極めようとしても迷走するばかり)
音波の光景に我を委ね
(音波[おとなみ]の間隙にみえる楽園に赴き)
彷徨う三つ魂を掻き集め
(三位別体を集束しようともがき苦しみ)
絶世の多懇に昂ぶる
(この世の物とは思えぬ多懇[タコン]の旋律に打ち震える)
白陽と蒼月を友に
(昼も夜もわからぬ簡易防音独房に自らを追い遣り籠もり)
西の歌を詠めぬ苛立ちに
(スペイン語の解らぬ歌詞に苛立ちながら)
唸りを荒げて和音に塗り込む
(猫撫で声[ニャア]で唸り音程を和音に取り込む)
舞い手に旋律を寄せて
(舞い手[まいて]の旋律に我が身のコンパスを写し)
栄心の融合を目論み
(三位一体を夢見て)
その昏黒まで添い遂げる
(最後のシエレ-曲の日没まで心合わせる)
集約の開放に邁進し
(集めた旋律[ファルセータ]を実践投入すべく)
模倣の変革に虚心すれど
(完全コピーでなくちょと変えてみたりするが虚しい)
特異な音行は成り難い
(ここは一発完全オリジナルファルセータ!だが作るの大変)
迷心暗鬼の長針と
(迷う心は暗闇のなかで更にコンパスを見失う)
裁断の時を削り落とし
(アセントはどこかと長時間苦闘しながら時を失い)
高張の六重弦を今日もはじく
(プロアルテ・ハードテンション装着のコンデ・エルマノスを今日も弾く)
詠み人
2010年2月某日、一つの目処としていた修行丸三年が経過したすかる
★★☆ ★★★☆☆ ★☆ ★
心奏でるように舞う麗しの舞踏手の伴奏をするときは
音が舞うように心して弾くべし
★★☆ ★★★☆☆ ★☆ ★
0 件のコメント:
コメントを投稿