2009年08月27日の日記より、、
本日のバイラオーラは元音大教師でカンタオーラでもある、以前五度圏を教えてくれた
すばらしい音楽家である。
この踊り手さんにTango de Malagaを弾き語り伴奏。。
Tango de Malagaはここ1月、聞きまくりまくってやっとひらがな歌詞カードが頭の中に入りかけていたが、自分のキーが2カポのEmなので、弾きたかったファルセータ(ビセンテ・アミーゴのシリアの瞬間=ファルーカ)のAmに持っていくため、①歌終わりでDIRECTでE7をぶっ込んだ。
で、、、練習終わって、デビルマン(学校の先生で自分よりジェネレーションが上のこの人はデビルマンは知らない)を歌って聞かせてみる。 ファルーカにはAm調で良く出てくるB♭のネタつながりである。
「デビルマンにはAm調に大好きなB♭が出てきて、それを今日のタンマラにも使ったんですよーーーー。ファルーカでは良く使いますけどねーーーー」
なんて話していたら、それは、「ナポリよ^-^って、、」
「????なぽり????」(くちあんぐりすかる)
「んんんんっとねぇ、6度の音、、、、、」(先生)
「????????は;あ?6度???」(ちんぷんかんぷんすかる)
なにやら、デビルマンをAmのイ短調で弾いているときのB♭(ファルーカや、本日弾き語ったTango de Malaga Em調のとどめのF)は
ナポリだそうな。。。。。??????
そのあと、ショパンのノクターンの遺作のコード進行も大好きなんですよねーーーなんて弾いて聞かせてみたら、、そのCDをがさごそさがしながら、
「あら、そこもナポリじゃない、、、」(先生)
ぐええええええええ
なんと、自分の好きな曲は、全てナポリらしい。デビルマンとTango de Malagaは意図して使っていたのだが、ショパンのノクターン(平原綾香のカンパニュラの恋)までもそうだったとは気づかなかった。道理で悶絶したわけだ。
この何とも言えない恍惚のコード進行は昔からナポリ楽派で多用されていたらしい。というかこれを多用していた人たちがそう呼ばれていたみたいだ。。。
んで、ネットで調べる。。。。
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ナポリの6度:
バロック期に各地域に固有の流派が存在していた。その流派の一つとしてナポリ楽派というものがあった。このナポリ楽派の作曲家たちが盛んに使った和音のことを後世「ナポリの6度」と呼ばれるようになった。古典派やロマン派を通じて、ナポリの6度を隠し味として取り入れた作曲家も少なくない。構造的には、短調のⅡの和音(イ短調の場合「シレファ」)を1転回(レファシ)させ「シ」を半音下げた場合がナポリの6度である(最低音レと最高音♭シの関係は短6度である。)。
固有の地名が音楽理論の用語に取り入れられた例であるが、その発祥が具体的に感じられる何とも凄みのある言葉だ。 ( 重要度 超5)
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よく押さえるB♭ベース音は5弦1フレットのシ♭だが、
3フレット半セーハして使う場合は二番目に低い音は5弦5フレットのレだ、、(最低音は6弦6フレットのシ♭)
クラッシックの先生すげーーー。。。
Tango de Malagaでもなんでもナポリのコード進行にしてしまう自分も、隠れナポリ楽派かもしれん????
で、物心ついてから、自分の心にのこるいろいろな曲を振り返ってみる。
ほとんど心に残る曲にナポリの6度が使われていたことを知って、愕然とした。
結論、デビルマン(デビルウイングは空を飛び、、、のところ)はナポリ(の6度)だった^-^
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