2012年11月16日金曜日

FARRUCA

ファルーカ                                                                                 2012年1月29日の日記より


弾きたいのは、ギターフリークのおそらくだれもが、かっちょえーー、、弾きてーーーとおもうはずの「シリアと時」(アルバム「音の瞬間」より)ビセンテ・アミーゴ・・・・ 
もう4年以上まえに、MD→ビデオテープに音だけ録音し、巻き戻し、再生を何百回?もくりかえし、ようやく、イントロと1番を耳コピーしたはいいものの、、あまりの難運指に、、2番、3番以降を放置していた。。ただ音をとるだけでは、原曲のグリッサンド、スライド、ハンマリングオン、プリングオフ、同音異弦のニュアンスが、ぜんぜんちがうのである。 

採ったつもりの1番もYOUTUBEでいろんな人の弾いているのを見るとぜんぜん運指がちがっていて、ううううと唸って余計、2番以降の耳コピーに二の足を踏んでいた。。 

でも、折角とって、ややこしい右指使いを4年かかってようやく弾けるようにしてきた1番は、もう修正する気力もない。。 

で、2番以降は、ビセンテ・アミーゴ大先生本人の映像を参考に・・とさがしまくったが、なかなかみつからない。。 

ならば、きっちり弾いてるほかのギタリストの映像はないものか?と、さがすと、、、あった。。 

この曲、、やはり、ギターフリークならば、心熱くなり、弾きたいとおもう名曲なのだ。。 

で、そのなかから、ご、丁寧に、2番以降をスローで公開してくれているありがたい動画にぶちあたる。 

熱い演奏のその脇でのったり寝そべる猫ちゃんに癒されながらも、この映像にすがり、日々、2番を体に、指に染み付けていく。 

ほんの少し原曲とちがう部分もあるようだが、ほぼ原曲どおりの運指であろうこの映像・・・ 
毎日弾きまくる。途中のぶっとび運指に何度もひっかかるが、このぶっとびがないと、原曲のような音のニュアンスにならない。。 

1番は、勝手に弾き易くしてしまい、原曲のイメージからはなれてしまっていたので、2番以降はできるだけ忠実に、、、を心がけた。。もちろん、この運指どおりビセンテ大先生が弾いているかは、不明だが、原曲とききくらべると、やはり、ほぼあっているとおもわれる。 

自分で0から音をとりはじめるあの辛さがないのは、大変ありがたい。コメントも多数のギタリストのすばらしい評価?でうめつくされている。 

この映像はフルバージョンではないので、こんどは、1番、2番、3番、フルで弾いている動画をさがす。。。 

いろんな人が弾いているが、3番まで弾き切っているギタリストは、やはり、少ない。。 

で、みつけた。。 

このディ・メオラ?みたいな風貌のギタリスト、後半最後の方は多少はしょっているが、ほぼフルバージョンだ、、 
3番はこの人の運指を参考にさせてもらう。ちょと後ろでながれているリズムボックスが、ルンバノリになっているのが気になるが、、、ともあれ、弾きこなしている、このギタリストに大感謝である。 


このディ・メオラそっくりさん・・他の映像もみてみたが、すごい。。パコのラ・バロッサまで、弾いちゃってる。。 


いろんなファルーカの映像を見漁って、、、、、、 
ちょっと異質なやつもみつけた。。 
シリア・・ほどリズミカルで小気味よいテンポではないが、、、 

これはこれで、大変染み入る演奏だ。ナポリの6度の伝統的入れ具合、クラッシックみたいな音使い、、ジャズ?フュージョン的味付け部分、、、 

すばらしい・・・ 

こんなファルーカにまみれた毎日を送っていたら、伴奏はじめてもうすぐまる5年になろうとしている正月、、ついにファルーカの踊り伴奏をした。 

初見で、ほとんど、細かいおしゃれなことは何もできなかったが、、、 
ファルセータの4コンパス部分で、自己流耳コピした、ビセンテ・アミーゴ「シリアの瞬間」の1番の前半半分だけを弾いたのはいうまでもない。。本家とは違う運指とはいえ、4年の練習がついに陽の目をみた瞬間だった。。 

繰り出した16秒についやした4年の練習期間をふりかえって、一人涙ぐみながら、勝手に悦に浸る・・

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