2011年05月10日の日記より
pの指、、、
ギター譜面上 pは右手親指、iは人差し指、mは中指、aは薬指、chは小指を表す、、
この数日、、、ライフワーク・アレグリアスの練習に没頭し出してからというもの、朝目覚めたとき、右手親指が痺れている、、
マノロ大先生の偉大さを痛感する・・・
先生は、これでもかと言わんばかりにpの指で弾きまくっているが、、、
隣の弦やら、6,5,4弦の引き下ろし和音なら、まだいいほうで、、、
一番やっかいなのは飛び弦、、、
pで6弦弾いた直後にまたまたpで4弦を弾く場合だ、、、
解析したPuelta del Principeの第一ファルセータの最後の7つの音の一つめと二つめだ、、、一つめは6弦開放弦(ただしサウラ監督のフラメンコ以外の映像では6弦5フレットを押さえている場合もある)だが、二つめは4弦に飛んでいる・・三つめを4弦で弾くか、3弦開放で弾くか悩んだが、それには、p連打弦でいくか、p→iで弾くかによって変えた方がオリジナルのニュアンスに近づける。。。
ビセンテ・アミーゴの「シリアの瞬間」の第一ファルセータあとのつなぎコンパス部分でもでてくるが、相当な練習が必須な、飛び弦・・・
弾きやすさを追求するなら、6弦をpで弾いた後、4弦をiの指で弾いた方が、弾きやすく、現に、瀬T先生もそのフラメンコ・ギター・教則ビデオのなかで、早いパッセージでは、そういう風に弾いている場合が随所に見受けられるし、それを参考にしてきた。
だが、このメロディアスなアレグリアスで、メロディラインのながれのなかで、一音だけiの指でひいてしまうと、pの指で打弦するときとは、音質、、音のニュアンスがかわってしまうのである。。
ライフワークアレグリアスと名打った以上、おそらくペペ・アビチエラの「ボアブディル」や、パコの超名作コロンビアーナス「モナステリオ」と同様これから一生弾き続けると思うと、腱鞘炎になって、練習できなくなるのはちとまずい。。。
で、、、考えた、、、
音のニュアンスを犠牲にしても、弾きやすさを優先し、腱鞘炎を回避・・
マノロ先生だからp指だけで弾けるのだと自分に言い聞かせ、泣く泣く、飛んだあとの4弦をiの指で弾く。。。
あの尋常でない速度※でのp指連打による飛び弦は実際にやろうとするととてつもなく難しい、、、無理してリキんでできないことはないが、やはり腱鞘炎が怖い・・
※YOUTUBEのなかには、ちょっと実際より早いと思われる動画も有るようで、それは、正確にチューニングした目の前のコンデよりも音程がたかいのである。
CDなどのサントラでは、きっちり440ヘルツのAの音で合うのだから、どう考えても、若干回転スピードがはやいのでは?と疑う動画が混じっている。
なにはともあれ、腱鞘炎だけはまぬがれなければ、、、
一緒に共演したことのあるプロギタリストの何人かは、右腕肘より先あたりから手首にかけて湿布を貼りまくっていたり、腱鞘炎で、思うように弾けませんと嘆き悲しんでいる声も聞いたことがあるが、、、
自分もそうなりかけている、、、
弾けない=生きる屍
ならば、多少のニュアンスを犠牲にするのはやむを得ない。。。
まあ、一カ所飛び弦のところだけだから、まだごまかしがきくかも、、、
やっかいなのはまだたくさんある。。。
逆指、二度指、それを回避するための、i指開始かm指開始か、、、基礎練習をおこたってきた自分を今更悔やんでもアフターカーニバル・・・
マノロ先生の偉大なるpの指に敬意を払い、その前にひれ伏す・・・・
「ごめんなさい・・・私にはできません」
だが、練習を重ねれば重ねるほど、力まずに弾けるようになるのは、ブレリア・デ・コラソンや、その他の曲で実証ずみだ。。
20年以上弾き続けているパティーニョの想い出も、まだ、力まずに弾けるようになりつつある=まだまだ練習が足りない・・・さらに練習が必要なのだ。。。
たかだか一年練習した程度では、リキミを抜く部分が少ないのはあたりまえだ・・・
第三ファルセータ後の歌は、そのまま第一ファルセータの前の歌となり、
サン数ドリル※※・・・は延々と続くのだ・・・※※サン ルーカル先生の
数 字マジックアレグリアスの
ドリル =繰り返し練習、、、
(参照http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1561355734&owner_id=7024298)
一日に何周したかわからないほどのドリルを繰り返す度に、ほんの僅かずつ、、、わからないほど僅かずつ、リキみはとれていっている。。
リラックスして弾けるようにならなければ、あのマノロ先生の恍惚の表情、苦悶の表情は真似できない。。。(そこまで真似しようとしている自分も、ちょっと、、いや、、だいぶアホだが、、、)
第三ファルセータ直前のカラスコさんばりの右人差し指での回転突き上げをやっていると、第三ファルセータに入れなくなり、泣く泣くそれをあきらめたいま、、、せめてマノロ先生の豊かな表情の顔だけでも、なんとか真似したいものである。
左手の親指と人差し指で、右手親指の付け根を、暇さえ有ればもみもみしながら、腱鞘炎にはなるなよーーーーー! 明日の朝はシビレルナヨーーーーーー!!!!とpの指に言い聞かせる・・・
シビレるのは、先日、写真画質で印刷し、ダイソーで買った額にまで入れて飾ってしまった、こんなエロティックな画像の前だけで十分だ・・・
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