2011年7月3日の日記より
ファルセータ・ギターサリーダ・・・
ことあるごとに、既存の偉大なフラメンコギタリストたちのそれを、はたまた、フラメンコギターの独奏曲を一部まねて弾いてきた。。が、、、
自分の好きな、心に残るフレーズをそれにあてることも、しばしば、、
それは、
クラッシックの名曲だったり、
アニメソングだったり、、
ポップスロックであったり、、、
邪道といわれてもしかたないかもしれない。。
だが、弾きたいから弾いている、、、
伴奏でそういったものを弾くには、逆に制約もある。
原曲からの調の変更、それにともなうベース音などの変更、、、つまるところはアレンジしないと使えない場合が多い。
歌い手のキーによってきまる伴奏の調、そう、、結局クラッシックギターのように、カポなしでアレンジしても、ハイフレット多用だと、伴奏では、使えない可能性が非常にたかい。。
だから、アレンジし、抜粋し、音幅を制限せざるを得ない。
カポ無しで弾けても、カポ6では弾けない、それでは多様性にとぼしくなる。故に、基本的には極力5フレットまでで、弾けるようにアレンジに工夫をこらす。。
もちろん、各パロ3つ位の調でファルセータもそれぞれ用意して弾ければ、そこまで苦労することはない。。
今回ティエントは、3カポB♭→A
イントロ「TWO MUCH」
ファルセータ「SHAPE OF MY HEART」でいつもとあんまりかわらず・・・
で、その他のパロで新たな試み
①アランピュタをファンダンゴ・デ・ウェルバのギターサリーダで弾く、、これはもともとグアヒーラの悲しいファルセータとして12ドリで仕込んだが、、結局12ドリならば応用が利くはず、、、ファンダンゴは6だが、6X2と考えればこれも自分のなかでは有りだ・・今回の歌い手さんのキーは6カポアリーバ、
以前は1カポのアリーバでイントロ弾いた後、カンテサリーダ直前で、ポル・メディオに転調していたが、、
②カラコレス、、、最初は6Aで弾いていた。。。ようやくC調のシレンシオ「世界遺産」(トレモロ)をつくって、3Cで弾こうとおとといまでは思っていたのだが、、、
この3ヶ月毎日のように練習してきた6弦Dチューニングのメニューから、パコの「私の霊感」を弾いてみたくなった。
6弦をDにおとし、カポ1,それこそ日々練習中のライフワークアレグリアス・「Puerta del Principe」や「私の霊感」「モナステリオ」の6弦D三曲セット、手になじんでいる調とカポである。シレンシオは、途中のマイナー部分、もしくはトレモロの部分がほぼ6コンパスなので丁度よい。マイナー部分なら、1コンパスはしょればつかえる。ただテンポがシレンシオに使うにはちょと早すぎるかもしれない・・
③ガロティンのイントロもしくはファルセータでダッタン人の踊りを弾く。こんな風にドクラッシックにはひけないが、、昨年秋ごろ、ガロティンへの組み込みを考えて、アレンジをした。最近ようやく弾けるようになってきた。。
ブレリアの頭に弾こうと
画策中の「展覧会の絵・古城」
は、フィン・デ・フィエスタには、ちょっと暗いから、多分今回は断念・・
クラッシックギターが火を付けてくれる場合が最近やたらと多いが、そっくり原曲をコピーしても使えないことが多いので、やはり、ポジションを5フレットあたりまでに限定したアレンジが必須なのかもしれない。
カンテさんのキー情報をアドレス帳に4年まえからメモし出したのは、そのキーでのカポで弾けるか、弾けないかを判定せざるを得ない、高フレット多用の広い音幅のファルセータをつくってしまったためである。。。
しかし、コレを逆手に、普段と違う調で弾こうとすると、いろいろなアイデアがでてくるようになった。
ファルーカのファルセータをティエントにつかうなら、F→E7で弾けばよい。
グアヒーラの短調ファルセータはソレアにも、ファンダンゴにも、ブレリアにも、ソレア・ポル・ブレリアなどいわゆる12拍子の12どり系なら、他にもいろいろ使えそうだとか、、
瞬時にそれを判断して、繰り出せるようになるには、慣れと時間と経験が必要不可欠だが、、、その不足が甚だしく、実用的でないものもたくさん。。だが、チャレンジしないと、それが使えるかどうかすらわからない。。やってみてだめなら却下すればよい。やらずに今まで通り、冒険しないで弾くことも場合により必要だが、それではなかなか前にすすまない。。。
新たな欲望と、挑戦と、敗北と、反省無くして、実力などつかないであろう。