2010年12月8日水曜日

♪ガットギター回顧⑫MONASTERIO DE SAL



MONASTERIO DE SAL (塩の寺院)

 PACO DE LUCIA


最近になってもパコが弾いている彼にとっても非常に思い入れの深い曲と思われる。

この譜面を24年前、当時の師匠から頂戴したとき、その記譜のすごさにも驚嘆したが、どうして譜面を読めないパコがこんな曲を作れたのか?とても不思議だった。

まさに天才、、、、その天才の頭の中で創作され、奏でられたこの曲は、とてつもなく魅力的だった。

当時週一回のレッスンだったが、一年は軽く越えた記憶がある。

今でも、ちゃんと弾けない。が弾こうとはしている。というより、忘れないようにするために弾いている。

30代約10年間のブランク明けにもう一度譜面を読み直したときに、とても苦労した。。もちろん最初に読んだ時はその100倍苦労したが、、、

1コンパスを理解するのに一ヶ月かかるなどざらであったし、特に早弾きでもない部分がいまでもこの動画の通りに弾けない。

二十歳のころは足を踏んでいなかったが、再度読み直した時点から、足を踏むようにした。そこであらためてこの緻密なリズムと音のすごさを思い知る。

カニサレスさんと二人で弾いているバージョンも良いが、やはり、ベースも入れずに一人で弾いているパコがかっちょいい。

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