2010年11月3日水曜日
◇ガットギター回顧⑪地中海の舞踏/広い川
FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO
1 Mediterranean Sundance/Rio Ancho
AL DI MEOLA PACO DE LUCIA
言わずとしれた 地中海の舞踏/広い川
国分寺駅北口にあった貸しレコード屋に通っていた高校1年、いや2年くらい、、1979年か1980年くらいだったろうか、、、、
超絶速弾きのアル・ディ・メオラのLPを借りまくって、その中のアコースティックサウンドにはまりかけていた頃だったろうか、、、
この真っ黒いジャケット
のLPを何気なく手にとって、
「わーーーー三人ともエレキじゃないーーー」楽しソーーーと借りて帰ったはいいが、
実家の当時けっこうな値段したパイオニアのコンポで聴いた時にはもう興奮が収まらなかったものだ。
当初ディ・メオラの超絶速弾きばかりをコピーしていたが、パコの音は全く未知の魅惑的な音使いで、耳コピーは非常に厳しいというかあきらめた。
スケール外音が非常に多く、リズムも譜面に起こせないのでは?と思うようなしろものだったのである。
ギターマガジンなどでも、メロディックマイナー・ハーモニックマイナーなど理解しがたい音使いがバンバンでてきてまったく自分で弾くなど考えもしなかった。それでもパコの音に傾倒していくのにそれほど時間はかからなかった。
フラメンコに限らず、ジャズ・ロックよりのギター仲間もこのアルバムはみな知っている。ギタリストならだれでも一度は真似したことがあると思われるイントロは、当初、リズムさえ良くわからなかった。
いまになってあらためてこの曲が有る意味の原点だったと回顧する。
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