2010年4月13日火曜日

◆ガットギター回顧② 長谷川きよし


別れのサンバ 長谷川きよし

ギターを弾き始めた小学校高学年か?いや中学に上がった頃だったろうか・・・・目の見えない彼が、これだけ弾けるのに、なんで見えてる自分はぜんぜんうまくならんのだろーーーーーー。とずいぶん悩んだけど、それはソレで励みになった。

30年以上たっても、

色あせないそのなんともいえないCOOLなノリと、、技巧だけにおぼれないしゃれた音使い。

初めて聴いた、少年時代のわくわくは、、、その後の自分に、、いや今に至ってまでも、大いに影響している。。

彼が見る黒い世界で流れる旋律を、具現化しつつ、なおその後黙して示すその啓示。。。。。

ギターのフレットの上は、、、無限だと、、、、




男と女のことは未だによくわからないが、なぜかこの歌も耳について離れなかった、、


黒の舟歌 長谷川きよし

そして、曲名を思い出せないが、「バイラ~  バイレ~ロ レ~ロ~」
と歌っている曲もあった、、、、Flamencoの踊り手のことを歌っていたのでは?と今振り返る、、、、


当たり前だが、盲目の彼はまったく指板を見ようとしない。当たり前だ。見えないから、、、、
それでもここまで弾ける、、、
自分に置き換える、、、、訓練すれば、指板見ずとも、、、、、踊り手さんから一瞬たりとも視線を外すことなく、
弾けるのだ。。

指板に目をやらずに弾く練習に行き詰まるたびに、彼の奏法とその音色、、そして歌声を思い出す。。。
踊り手だけを見て、ハイポジションにすっ飛ぶ指使いをしながら、なおかつ歌うことは、可能だよ、、、と言わんばかりに、彼のサングラスが光る、、、、
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[参考情報]
ネットで「長谷川きよし バイラ バイレロ」と検索したら以下の文章がヒットした。。
「きよしさんがデビューした時、使っていたのが
アルカンフェル・フェルナンデスのフラメンコギターでその後もコンデ・エルマノスや田村廣のフラメンコを使っていたものだから、みんな真似をしてフラメンコギターを持っているのだろうなと、私は思っていますがいかがかな??
ちなみに今きよし御大はクラシックギターにゴルペ板を貼ったのを使っているようです。」

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