2011年8月1日月曜日

佳境を超えて

4月30日の日記より、、

昨年の今(2010年4月)ぐらいからだったろうか、、、

音をとりはじめたのは・・・

それ以前に一度断念していた、この難曲、、、


Puerta del Principe

カルロス・サウラ監督のフラメンコをみて、一発で、虜になったモノの、
あまりのアセントはずしに、さじをなげたが、、、一念発起し、もう一度拾い直しはじめた。。


第三ファルセータの、5コンパス目までは、昨年中になんとか、目処がついたものの、その先のコンパス外し?が、やっかいで、また宙に浮いたまま、ギター騒音苦情問題、退去通告、引っ越し、新居での防音処置にかまけて、まったく進展していなかった。

が、そこまでの部分は練習メニューのほぼ上位にあったため、だいぶ弾けるようには、なってきていた。。


もう数ヶ月、第3ファルセータの5コンパス目でとまったままのライフワークアレグリアス、、、
4日まえから、この第三ファルセータの第6、第7コンパスに挑む。。。

6コンパス目からの耳・目コピーを今朝からようやく着手しようとしたが、5コンパスめの3,4,5拍目のフレーズが違うことに気づき、、、

この3拍とるのに、30分を要し、、、

最初に聴いたときから、この曲のもっとも難しい部分かなと思っていただけあって、簡単には採れない。

だが、三日目、ようやくこの2コンパスの解析ができた。

コンパス外し?もしくは、5拍の中に7つの6連符?みたいな感覚でとりはじめたが、何のことはない、、ちゃんと楽譜にかけるリズムだ。。

6連符が3拍の中にきっちりおさまっている。

改めて画用紙の切れ端にアナログ時計を殴り書きして、いつものように指でたたき、頭をフリフリ本当に一拍ずつ、何百回も聞きながら、見ながら音をさぐっていく。。

「フラメンコ」(映画)のDVDではこの部分はほぼマノロ先生の恍惚の表情どアップに終始し、指が写っていない。。

だが、上の画像では、ほぼ最後まで、先生の指使いがわかる。一旦確定したポジションを上の画像を見ながら改めて修正を加えていく。

この佳境をこえて、第3ファルセータの第10から第15コンパスまでは、このアレグリアスの曲中、もっとも美しく、官能的なメロディとなる。。。

佳境を頑張って超えたご褒美だ。。

本当に美しく、そして、楽しく、練習していても、まったく苦にならなず、ギターオタク羨望の究極の難曲も、もうすぐゴールが見えてきそうだ。。。

この第3ファルセータがおわると再び、歌が入って来るが、その後ろで先生が、第二ギターをバックに、またとてつもないパッセージをこまごまと弾いている。。

コレを弾きながら、歌って、なおかつ最初から、最後まで、足でアセントを刻もうとすると、、、

やはりこいつはライフワークだ。。。

とりあえず、第三ファルセータまで採り終われば、形にはなる。。。

一年かかった耳目コピーと指への習熟・・・

この絶世の美アレグリアスは、その緻密な音の構成、これぞフラメンコな奏法、官能的な甘いメロディ、メジャーとマイナーの混在、楽しいカンテとハレオ、ギターオタクのコピー魂をくじくアセントのトリックからして、自分の知る限りもっとも耳に残る偉大な名曲だ・・・・

マノロ・サンルーカル大先生の偉大さを痛感しながら、一粒ずつ、収穫したばかりの音達を噛みしめて、指板に植えていく連休初日・・・

ギターをやっていて本当によかったと思える・・・

らつぉべかいっ!けねかぽてかててひぃたぁの?いやじょ?

カラスコさんと歌い方が違う・・・

最初に覚えたカラスコさんの歌い方でうたおう・・・

んん・?よくみたら、、、右から4人目、、、カラスコさんのアクションそのまま?これは、ディエゴ・カラスコさんか???

追加参考動画



さらにおまけ、、
カラスコハンガー
3拍とるのに、30分を要し、、、ため息付ながら、洗濯物を干しに上へあがって、、、

二ヶ月前にようやくお日様で洗濯モノが干せると、意気揚々と100均で買ってきた、風ですっ飛ばない、挟み込み型のハンガーで、黒いワイシャツを干していたときに、、、ふと、、、、

ディエゴ・カラスコさんが舞い降りてきた・・・





もう二ヶ月もこのコンパスの達人と一緒にくらしていたのに、ちっともきづかなかった・・・



なお、この動画はYOUTUBEから、著作権に関する注意文書がきてしまったため、近日中に削除の可能性あり・・とおもったら、、いつの間にか、広告が勝手に入るようになって、その後特に警告がないため、とりあえず、そのまま、、


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