2010年7月10日土曜日

雨中の夜間歩行(ナイトハイク)

数ヶ月ぶりに、ナイトハイク(★注)、、、今宵は、中学生のとき、ボーイスカウトで実施された、本気のナイトハイク・青梅~荻窪をのぞくと、過去最長距離となった。

(★注)ナイトハイク---ボンビーすかるが終電を逃したときに、普段運動不足だからと自分に言い聞かせつつ繰り出される趣味的伝家の宝刀で、ナイトハイク30(分)は青梅線中神駅から西武立川駅付近の自宅まで、、ナイトハイク90(分)は、青梅線の最終も逃し、JR立川駅までしか電車で帰ってこられなかったときの立川駅から、西武立川駅付近の自宅までを指す。。このナイトハイクを想定し、すかるのアランフェスギターケースには、被視認性が非常に高まるおしゃれな夜行反射極細テープが縫い込まれた犬用リード、および自転車乗りのズボンの裾がチェーンに絡まないためのやはり、夜行反射素材(ギターケース含めて全身まっ黒けだと、後続車両に轢かれてしまうため再帰反射テープまみれなのである)の裾止めバンド、さらには、いただいた食料を持ち帰るときに重宝するエコバッグをギターケースにくくりつけるためのベルクロ脱着式ゴムベルトなどが常備されている。なおギターケースのグリップ付近にその一端がくくりつけられている青い犬用リードは、電車で座れて、居眠りしてしまったとき、このリードをケツの下に挟みこんでむこうがわへ倒れない転倒防止安全ヒモの役割も兼ねている。----

今回は国立駅スタートで、やや、北東西国分寺方向に、流されながら、北上、五日市街道の吉野家で、季節限定メニューの鰻重単品500円と、いつものSON DE LA FRONTERAのBULERIA DE CORAZONとサウラフラメンコのマノロ;アレグリアスをエネルギーに、ひたすら歩き続け、西武立川駅から7分の自宅を目指す。。だが、久々のナイトハイクで、いつもより歩速が遅い。
おりしも、梅雨まっただ中、、ナイトハイク開始時点で雨は降っていなかったが、吹き出す汗をぬぐったバンダナがぐっちょぐちょになるほどの異常に蒸し暑い夜、、、だが、、、
帰宅まであと45分くらいのところから、ぱらぱら雨が降りだし、しょぼしょぼ雨になって、、そして、ジプシーキングすの面々も「きゃほー!」と踊り狂いだしそうなジョビジョバ雨にかわった。

とりあえず、本妻アランフェスギターケースのベルトポケットから、折りたたむと小さくなるエコバッグ代わりのリュックを取り出し、ギターケースのネック部分にかぶせる。(このアランフェスギターケースは、グラスファイバー製で、ゴムモールがついているので、滅多なことでは、雨の浸水はないのだが、やはり、ざんざんふってくると、最上部のネックモール部分からの浸水がしんぱいだ。。)

この段階ではまだ、傘はささなかった。片手がふさがる傘をさすことは、ナイトハイク中では、非常にハンデになるからだ、、、。

だが、いよいよ、傘ささないとだめだこりゃ状態になり、、、やむを得ず、ギターケース背面後付書類ポケットの奥底から、ぺったんこに折りたためる、折りたたみ傘(525円)をとりだし、さした。。。

だが、、、、いつも思う。。。

この枝の短い、ミニ折りたたみ傘さしながらあるくと、非常に姿勢が貧相になり、、タバコすいながら、ペットボトルの飲料補給ができない。。。。携帯灰皿への消化もおっくうになる。

歩きたばこ(ネオシーダー)が悪いのはわかっちゃいるが、、、、

スタート直後の予測の段階で約三時間(おそらく約12km)の長距離ハイクになるのは、わかっていたことだ。。。なんとか、手ぶらで歩けないか???・

そこで、短距離傘差し歩行では、面倒なのでやらなかったが、以前から試そう試そうと思っていたことをやってみる。

ギターケースのショルダーベルト右に巻き付けてあるゴム(ベルクロ付き)バンド、および、ショルダーベルト左に巻き付けてある、サイクル用反射テープ(裾がチェーンに絡まないようにするための)付きベルトを二つつかって、、、、、


(先日ヤフオクで1600円でGETしたばかりのぼろい中古の携帯電話=DOLCE SL=SH902iSLのカメラを初めてつかった、、、セルフタイマーが便利だ)

うまいこと、ギターケースのネック部分に、ミニ折りたたみ傘の枝の部分を固定、、、、












どはは、、、、両手が自由になるのがだいすきな
テブラマン→http://guitarraskull.blogspot.com/2009/11/17.html

の真骨頂だわさ。。。タバコすいながら、ペットボトルのコーラも飲めるし携帯灰皿への消化も両手なら、苦もない。
















ちょっと前方の視界がさえぎられるが、深夜の雨の五日市街道の歩道を歩く者など皆無に等しい。正面から、歩道走行してくるチャリンコも、こちらが一瞬傘をあげて、、こんな感じ

で、、
ガンくれるとそそくさと歩道から、車道へおりてくれる。。。

だが、追い越されたパトカー二台とすれ違ったパトカー3台、は自分の横を通過する際、、徐行した。。交番前のおまわりさん、工事現場の警備員、、、みんな、いぶかしげな目で、こちらを見た瞬間、、、、見てはいけないものを見たような、表情をしたようである。。。交番前のお巡りさんだけは、職質したいみたいな顔をしていたが、、、、そんな警官を見向きもせず、歯でがちがちマノロ・アレグリアスのアセントをきざんで、一心不乱に両手をぶんぶんふりながら、行進する自分には、ちかづいてこなかった。。。

修行僧の傘、、、、、水戸黄門の風車の弥七をおもいだした。

結局、途中10分間の吉野やでの夜食時間をふくめて、ナイトハイク180をこなしたが、、、部屋に上がった瞬間、まず左足裏がつり、、、次の瞬間右足裏がつって、たいへんなことになった。ヒールが7cmもあるブーツ、、、この三年で、履き慣れたとはいえ、やはり、ナイトハイクには、ちと辛い。。。



しかしてこのテブラ傘マン、、、ギターをかばうあまり、、ちょっと垂直でないあめだと、身体は、びっしょびしょなのである。。

いま物色中なのは、ホテルマンがさすくらい大きいけど、超コンパクトにおりたためる傘である。。

なお、トーケの必需品、、パコもどきの7CMのヒールブーツ、、176cm座高92cmの短足の自分が、足長にみせるための裏技である。29インチジーンズは、カットせずに、、、このヒールの高さのブーツはくと、丁度よい。。。でも腰の装備品がおもく、雨で、ジーンズがぬれてくると、裾をひきずるので、そんなときは、おりかえして、ヒールブーツ履いているにもかかわらずまた、短足にもどってしまう。。。。。ああああ残念、、、

右手にネオシーダー的タバコ、、、左手にペットボトルをもち、、、
たまに両手をぶんぶん振り、、はたまたたまに、ソルダでパルマをもうしわけなさそにたたきながら、、、
♪とらぁ~~~ん たびりたびりとらんとらんとらぁ~~~ん♪とくちずさんで、じょびじょば雨の五日市街道を行軍する異様な男はもしかしたら、都市伝説になるかもしれない。

「フラメンコ妖怪 たびりたん」

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